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RDS for Oracleの運用検討中の人注目! RDSにEnterpriseManagerで接続

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今回はAmazon RDS (以下RDS)サービスにOracle Enterprise Manager Database Control(OEM Database Control。以下OEM)で接続する手順を記載します。手順は大変シンプルでOptionGroupsの設定を追加し、RDSインスタンスの設定変更をすることで接続可能になります。
OEMはRDS for Oracleで追加費用なしで使用可能です。エディションは Enterprise Edition、 Standard Edition、Standard Edition Oneでライセンス込み型でもBYOL型でも利用可能です。

Oracle Enterprise Manager Database Controlとは

 Oracle Databaseの運用管理をGUIで実行できるツールです。
概要は以下を参照してください。
Oracle Enterprise Manager Database Controlの概要
http://docs.oracle.com/cd/E16338_01/server.112/b56320/em_manage.htm#BABCGBJF

 

検証で使用する環境と実施する内容

 検証で使用する環境を紹介します。AWS上にRDS(Oracle 11gR2)を一つ作成し、検証環境上のOracle Client 11gR2が導入されている端末からブラウザでログインします。
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 図1:検証環境

・実施する内容
① OptionGroup作成
② RDSインスタンスのOptionGroup変更
③ 接続確認

以下に設定例を記載します。

 

制約事項

 RDSインスタンスクラスの db.t1.micro は、デフォルトオプショングループにしか属することができないため、OEMを追加したオプショングループに所属するためには、db.t1.microよりもスケールアップしたRDSインスタンスを起動する必要があります。(db.t1.microでオプショングループを変更しようとすると例として以下のエラーが出力されます。)

db.t1.micro instances can only be members of the default option group. (Service: AmazonRDS; Status Code: 400; Error Code: InvalidParameterCombination; Request ID: ea1a5db6-1ad5-11e4-839f-d910ddffed6e)
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 図2:オプショングループ変更時のエラー

 

① OptionGroup作成

(1) OptionGroup新規作成
AWSマネージメントコンソール > RDS > 左ペインのナビゲーションリンク > Option Groups
Create Groupを押します。
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 図3:OptionGroup新規作成

 

(2) Create Option Group画面
今回は例として以下のように設定し、「Yes,Create」を押します。
Name:oracle-se1-11-2-EM
Description:option group for oracle-se1 11.2 with EM
Engine:oracle-se1
Major Engine Version:11.2
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 図4:Create Option Group画面

 

(3) Add Option
作成されたOption Group には Optionsに何も表示されていません。
OEMオプションを追加するため、作成されたOption Groupを選択し、「Add Option」を押します。
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 図5:Add Option

 

(4) Add Option 設定画面
OEMオプションを追加するため、以下のように設定し、「Add Option」を押します。
・Option:OEM
・Port:1158 (デフォルト)
・Security Groups:今回は既に作成済みのセキュリティグループを選択しています。
・Apply Immediately:Yes

(今回は検証環境のため即時適用とします。これによりメンテナンスウィンドウの時間設定に影響を
受けず、速やかに変更要求が適用されます。チェックを入れない場合、次のメンテナンスウィンドウ
まで変更要求が保留となります。)
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 図6:Add Option設定画面

 

(5) OEMオプション追加確認
Option Groupに追加したOEMオプションが「Options」欄に表示されていることを確認します。
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 図7:OEMオプション追加確認

 

② RDSインスタンスのOptionGroup変更

OEMで接続するために、db.m1.small以上で起動したRDSインスタンスのOptionGroupを変更します。

(1) RDSインスタンスの変更
AWSマネージメントコンソール > RDS > 左ペインのナビゲーションリンク > Instances
対象インスタンスを選択 > Instance Actions > Modify
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 図8:RDSインスタンスの変更

 

(2) Modify DB Instance 画面
Database Options欄の Option Groupで作成したオプショングループを選択します。
Maintenance欄で 「Apply Immediately」 にチェックを入れます。
(今回は検証環境のため即時適用とします。これによりメンテナンスウィンドウの時間設定に影響を
受けず、速やかに変更要求が適用されます。チェックを入れない場合、次のメンテナンスウィンドウ
まで変更要求が保留となります。)

「Continue」ボタンを押します。

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 図9:Modify DB Instance 画面

 

(3) Modify DB Instance 確認画面
「Option Group」と「Apply Immediately」に設定値が入っていることを確認し、「Modify DB Instance」を押します。

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 図10:Modify DB Instance 確認画面

 

(4) 変更実行確認
Instances画面にて「Option Groups」欄に「pending-apply」と表示されています。
更新ボタンを押すと、ステータスが「applying」に変化します。DB Instanceのステータスは「modifying」となっており、変更要求が実行されていることが確認できます。

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 図11:変更実行確認(pending-apply)

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 図12:変更実行確認(applying)

 

(5) 変更完了確認
Statusが「available」となっており、Option Group(s)に変更したOptionGroupが表示されていることが確認できます。

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 図13:変更完了確認

 

③接続確認

OEMでRDSインスタンスに接続できることを確認します。

(1) RDSインスタンスへの接続確認
エンドポイントへの接続確認のため、SQL*Plusで接続できることを確認します。
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 図14:RDSインスタンスへの接続確認

 

(2) ブラウザでの接続確認
ブラウザのURL欄に以下を入力します。(ポート番号は1158になります。)
https://<エンドポイント>:1158/em
例 https://emdb.<文字列>.ap-northeast-1.rds.amazonaws.com:1158/em

下記画面が表示されたら「このまま続行」をクリックします。
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 図15:ブラウザでの接続確認

 

(3) OEMログイン
以下の画面が表示されたら、ユーザ名、パスワードを入力し、接続モードは「Normal」で「ログイン」ボタンを押します。(SYSDBA権限ではログインできません。)
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 図16:OEMログイン

 

(4) OEM管理コンソール
無事にOEMにログインすることができました。
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 図17:OEM管理コンソール

以上で、OEM Database Control への接続確認が完了となります。
SYSDBAでの接続ができない点以外は、オンプレミスの環境と大差ない印象でした。OEMを使用したRDS接続設定は、大変シンプルであることが確認できたと思います。OptionGroupsの設定を追加し、RDSインスタンスのOptionGroupを設定変更をすることで接続可能になりますので、オンプレミス環境でOEMを使用されていた方も、移行後などのRDS環境を運用する際には参考にしてみてはいかがでしょうか。

以上

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クラウド工房管理者

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